

岩尾 麻梨菜
福岡県福岡市出身。ピアノを平川美幸氏のもと始める。
2017年夏、アメリカメイン州で行われるボードン国際音楽祭のコラボレーティブピアノコースに全額奨学金を受け招待されて以降、コラボレーティブピアニストとしての活動の場を増やす。2018、2019年アメリカのサンタバーバラにて行われている音楽祭、ミュージック・アカデミー・オブ・ザ・ウェストに招待を受け、8週間コラボレーティブピアニストとして参加,。マスタークラスを受講し多数の演奏会に出演。2022年よりイェール音楽院にてCollaborative Piano Fellowとして務める。そのほかニューヨークのクラシック専門ラジオ局、WQXRにてチェロ奏者ミナ・キムとの演奏が取り上げられたほか、2016年秋にはアクロス福岡にてドビュッシー弦楽四重奏団とシューマンのピアノ五重奏を共演するなど室内楽に力を入れている。
ソロにおいてはこれまでにニューヨーク国際ピアノ音楽祭、ボードン国際音楽祭に奨学生として参加。2009年ソロ・コン・トゥッティ協奏曲コンクールにて1位受賞、アライアンス交響楽団とベートーヴェンピアノ協奏曲1番を協演。2015年にはブラッドショー・ブオーノ国際ピアノコンクールにて1位を受賞し、受賞者コンサートにてカーネギーホールデビューを果たす。
現在マネス音楽院、ジュリアード音楽院、カウフマン・ミュージックセンターにてコラボレーティブピアニストを務める他、The School for Strings にて室内楽を指導。室内楽奏者として演奏活動を積極的に行い、ニューヨークカーネギーホール、リンカーンセンター、ディメンナ・クラシック音楽センターなどのホールにて幅広く活動している。
福岡第一高校音楽科を卒業後渡米、ボストンロンジー音楽院にて学士過程並びにパフォーマンスディプロマを取得、卒業時に選ばれた学生に送られるThe Margaret Rohde Awardを授与される。卒業後ニューヨークへ移り、マネス音楽院にてヴィクター・ローゼンバウム氏のもとプロフェッショナル・ディプロマを取得。2020年ジュリアード音楽院にてJonathan Feldmanの指導のもと、Leah Adler Spielberg Fund Scholarship、David Garvey Scholarship奨学生として修士課程(コラボレーティブピアノ専攻)を取得した。
これまでにピアノを平川美幸、Dr. Maira Liliestedt, Wayman Chin, Victor Rosenbaum, コラボレーティブピアノをJonathan Feldman, Dr. Lydia Brown, また室内楽を Diane Walsh, Yura Lee, Marco Granados, Terry Kingの各氏に師事。